1. ホーム »
  2. 東通村

東通村-市町村別からさがす-

東通村

岬に群れる寒立馬が厳しくも豊かな風土を物語る
本州北東端、尻屋崎の寒立馬は厳しい気候に耐えながら、命を育み続けている。
この地に生きる人もまた、自然への感謝と畏怖を民俗芸能に昇華させ、脈々と受け継いでいる。

尻屋崎の寒立馬にも、下北で生きることの逞しさと優しさを知る
厳冬の寒さにも吹雪もなにするものぞ、優しき目で草食む者たち
太平洋と津軽海峡の分岐点であり、本州最東北端に位置する尻屋崎。古来より海の難所として恐れられ、その突端には明治9年に生まれた東北初の洋式灯台が立つ。現在も海上交通の要所であり、国内最大級の光で漆黒の海を照らし続けている。
灯台のある一帯は広大な牧草地。空、海、草原のコントラストも見事で、岬の主である30頭ほどの寒立馬が放牧されている。風きらめく初夏から初秋にかけては、心を癒す牧歌的な風景に包まれるが、雪降る季節になると趣が一変。視界を奪うほどの吹雪吹き荒れ、白一色の世界に包まれる。そんな中でも寒立馬たちは黙々と草を食む。しかも、その目はとても穏やか。吹雪にさらされながら生きることが、まるで「極寒の地に生まれし者の宿命」と悟っているかのごとく…。吹雪すさぶこの地において「生きることがただそれだけで尊い」などと思うのは、人間のおごり。生きるための強い意志を内に秘め、生きようとするその姿こそが尊いのである。

下北ではここだけ。500年の歴史を経て伝承される能舞。
中世芸能の特徴を色濃く残し、国の重要無形民俗文化財にも指定されている東通村の「能舞」。15世紀末、目名不動院によって下北に伝えられたとされ、現在はここ東通村だけに伝承されている貴重な文化財である。元旦から数日間かけて村内14の集落で演じられるほか、毎年1月上旬に体育館で開催される「東通村郷土芸能発表会」などでも上演される。ほかに、獅子舞、大神楽、田植え餅つき踊りなど、村内に伝承される民俗芸能にも心惹かれる。

独特の自然環境が作り出した原野帯とヒバの埋没林
太平洋の海岸部にあって、奇異なる雰囲気に包まれるのが猿ヶ森ヒバの埋没林。かつて青森ヒバの大森林帯であった地に、太平洋から大量の砂が吹き上げられて多くのヒバが立ち枯れ状態になったもの。その後、茂った木々と林立するヒバの巨木が独特の景色を作り出している。

:lol: コンテンツ